フリーランスのエンジニアが節税する場合、経費をこまめに計上することが大事です。事業に関連する出費であれば、経費として計上できます。それでは、具体的にフリーランスが経費として計上できるものとしては、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
自宅で仕事をしている場合、賃貸物件であれば家賃を経費に計上できます。しかし、家賃のすべてが経費になるわけではありません。実際に生活スペースと作業スペースの割合をもとに、家賃の一部を計上するのです。もし自宅とは別に作業場を借りている場合には、賃料は全額経費として計上できます。
また、備品や消耗品なども、事業に関係あるものなら経費対象です。文房具やプリンターのインク、コピー用紙、マウス、USBメモリー、名刺などはすべて経費となります。エンジニアの仕事道具として欠かせないパソコンも、もちろん経費です。ですが、ものによっては減価償却で計上しなければならない場合もあるので注意しましょう。
たとえば、10万円を超えるパソコンを購入する場合、耐用年数の中で毎年徐々に経費として計上する必要があるのです。デスクや椅子も、10万円を超えるなら減価償却費として処理しなければならないので、気をつけておきましょう。
確定申告時、青色申告の場合には30万円まで、その年の中で経費として一括処理が可能です。面倒な会計処理を極力行わずに済ませるためにも、青色申告の承認申請を出した方が良いでしょう。